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第9話 Love Song探して(前編)

???「・・・けて・・・・ボクを・・・けて…」
漏れ様「(・・・誰だ?・・・)」
help.jpg
???「・・・・・けて・・・・たす・・・・」


段々遠ざかってゆく声。薄れていく光。



そして辺りは完全な闇に包まれた。





9-1.jpg
漏れ様「Σ(;゚Д゚)ハッ!」

胸が詰まりそうな感覚にとらわれて漏れ様は目を覚ました。
ベッドロールは寝汗でびっしょりと湿っている。
記憶に残る夢の中の声、(裸の)女性の姿。

裸の女性。

裸の。


漏れ様「・・・・」
一呼吸つくと漏れ様はズボンを少しめくる。
すると股間のマイサンがニコっと漏れ様に語りかけてきた。
漏れ様「(裏声で)大丈夫。キミは大丈夫だよ。」
お嬢「…朝っぱら粗末なモノ見つめてなぁにが『大丈夫』なのよ。」9-2.jpg
漏れ様「ぬぉおっ!急に出てくんなよ!11!!!」
何時の間にかお嬢が房に入ってきていた。
漏れ様は慌ててズボンを履きなおす。
お嬢「シャーリーがいないからアタシがわざわざ起こしにきてみたら、
   アンタが勝手にズボン脱いでたんでしょう。
   こっちだって朝っぱらからあんたの粗チンなんか見たくも無いわよ。(ギリ・・・ギリ・・・)」
漏れ様「わかりましぃ痛だだたたたたっ!!
     わがりまじだがらこのアイアンクローの握力を少し緩めて頂けませんでしょうか」
お嬢の握力で漏れ様の頭蓋骨が悲鳴を上げた。
事の始まりは、こんなごくありふれた朝だった。


この世界では朝・昼・夜とほぼ決められた時間に食事を取るという習慣らしい。
9-3.jpg
皆で揃って食卓を囲うのにも最近になってようやく慣れて来た。
トーストを頬張りながら漏れ様は、ここの所毎日見る不思議な夢についてミド君と話していた。ミド君だけは漏れ様のどうでもいいような話でも馬鹿にせず聞いてくれるし。
漏れ様「わかんないんだよなー。会った事があるような、無いような…
     何でか懐かしい感じがするんだよなあ。」
お嬢「単に欲求不満なだけなんじゃないの?」
ジト目でこちらを睨みながら横からお嬢が口を挟んだ。
まだ漏れ様のかわゆいハッスルスティックを見せられてしまった事を根に持っているらしい。
漏れ様「なんでこの女はそういう事をあっさり言えるかな・・・」
お嬢「あ、そうそう。仕事の依頼が余ってるからアンタにも働いてもらうわよ。
   がんばってねー。」
お嬢は一枚の紙切れを漏れ様の前へ投げてよこした。
この城ではたまに各都市のガード達では手に余るような事をはじめ、流れの傭兵にも請け負ってはもらえないような危険な仕事を高額報酬で請け負い、生計の足しにしているらしい。
確かに、各々の戦闘能力が(無駄に)高杉なこの城ではさもありなんという感じだ。
漏れ様「オー!ノーッ漏れ様の嫌いな言葉は一番が『働く』で
     二番が『ガンバル』なんだぜー!!

お嬢「ふーん、そう・・・」
小声で呟くと、お嬢は持っていた金属製のコップをぐしゃっという音を立てて一瞬で握り潰した。
漏れ様「ホントすいません。やりますからアイアンクローは勘弁してください。」
ノーと答えれば再び漏れ様の頭蓋骨が悲鳴を上げることになるであろう。
漏れ様「(金属製のコップを粘土みたいに握りつぶしやがった…)」
聞けばお嬢の握力は重ねたトランプをカステラのように引きちぎってしまう程らしい。
お嬢が漏れ様に対する制裁としてよくアイアンクローを使用するせいか、最近は三蔵法師に対する悟空よろしく、ヤツの姿を見るだけで頭蓋を締め付けられる痛みが蘇ってくるような気さえする。
お嬢「そうそう、働かざるもの食うべからず、よ。」
すぐにノエルさんが替えのコップを手渡し、お嬢は何事も無かったようにまた普通の朝食風景に戻った。

こうして漏れ様は依頼を遂行するために一路Chorrolという街へ行く事になった。


漏れ様「地図だと…依頼主はこの道具屋だな。」
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依頼文書によればこの道具屋の一人娘が行方不明になっており、その捜索を手伝ってほしいとの事。
大して高額な報酬でもないが、地方でしか手に入らない錬金素材の仕入れでお嬢が世話になっている所なんだそうだ。
一人「娘」…てことはやっぱあの夢と関係あるんだろうか。


が、その夢想は屋内に入るなり木っ端微塵に打ち砕かれた。
トカゲ母「あら、ウチは物乞いさんに恵んで上げられるほど裕福ではなくてよ。」
9-4.jpg
どう見てもトカゲです。本当にありがとうございました。
漏れ様「イ、イヤ、漏れ様はクソアm…フォレスター博士の申しつけで
     娘さんの件を請けに来たんだが。」
トカゲ母「え?フォレスター家から?貴方が?」
漏れ様「ほら、これ博士からの紹介状」
予めお嬢から見せるように言われていた、お嬢のサインが入った委嘱状を見せる。
トカゲ母「…た、大変失礼しました。では依頼の件に関して詳しいお話を。」
サインの末尾に妙にかわいいクマのイラストが入っているのが気になったが、一応はこれで信用してもらえたようだ。
事の経緯は数日前、たまたまトカゲ母の体調が悪く、普段行商に行っている村へ代わりとして娘を遣った所、早速消息を絶ってしまったそうだ。
漏れ様「(まあ、まずはその村をあたってみるのが妥当な線かなあ。)」
村までの地図をトカゲ母に貰うと、漏れ様は早速娘さんが向かった筈の村へと向かった。

9-4-2.jpg

ここまで来る途中、危険な野生動物の生息跡や盗賊キャンプ等、消息を絶ちうるような障害には出くわさなかった。
また、方位的にも真っ直ぐ南下するだけだし、距離もさほど遠くない。見通しの悪い崖や急な斜面も無く遭難した可能性も低い。なにせ漏れ様が迷わず来れたくらいだ。
だとすると、矢張り村に到着して何らか事件に巻き込まれたと考えるのが普通だろう。
というのも村に入って気になったのが
漏れ様「(明らかに殺気…だよなあ…)」
閉鎖的な土地柄の余所者を歓迎しない雰囲気、というよりは明らかに殺気。
しかも破落戸とか特有の漠然と放出されている殺気ではなく、はっきりと漏れ様という対象に向けられている。
絶対に何かあるとは思うが、極力表情に出さないよう聞き込みを始める。

…予想通り村人達の受け答えは一様に冷たいものだった。
聞き込みでなんとか分かった僅かな情報は、この村が昔余所者に焼き討ちされる憂き目に遭い、生き残った者達で復興の真っ只中であるという事。
確かにそれでは排他的になるのも仕方が無い。が、かといってやってきた余所者が行方不明になっていい道理も無い。

トカゲ母の取引先という道具屋でもけんもほろろに突っ返された漏れ様は、ふと裏手に馬が繋いであるのに気が付いた。
9-6.jpg
そういえば・・・トカゲ母は不明の娘が馬に乗ってここへ向かったといっていた。
馬ならどこの村にだって1頭や2頭飼われていそうなものだが、ざっと一回りした感じ、この村には厩舎が見当たらない。
適当な感じで置かれた飼葉桶も長く使い込まれた感じのものでもないし、何より馬を長く飼っていれば建物や土にそれなりの「臭い」が染み付いている筈である。
しかし、ここにはそれが無い。この村が最近復興したにしても、馬を買って来たにしては受け入れ態勢が整ってなさ過ぎる。
急に馬を置いておかなくてはならなくなった状況、そして馬の落ち着かない、明らかに土地に慣れていない様子。
漏れ様「(・・・と、いう事は)」
道具屋の中へ漏れ様は引きかえした。

9-6-2.jpg
漏れ様「サーセンwwwwwwちょっと聞きたいことがあるんスけどwwwwwwww」
道具屋「またあんたかい。アルゴニアンの女なんか知らないって言ってるだろ。」
漏れ様「イヤイヤ、裏手に繋いである馬なんスけどwwwwwwwwwwwww」
ピクリと道具屋の顔に動揺の色が浮かんだのを漏れ様は見逃さなかった。
道具屋「あの馬がどうかしたのかい?」
漏れ様「大人しくていい馬だなと思ってwwwww
     …やっぱり飼ってて長いんスか?wwwwwww」
道具屋「ああ、ウチでずっと飼ってる馬だよ。聞きたい事はそれだけかい?
     何も買わないんならとっとと失せな余所者。」
漏れ様「わかりましたwwwwwサーセンwwwwwwwwwwwww」


・・・・
計 画 通 り
keikakudori.jpg
これで少なくともこの道具屋が嘘をついていることがハッキリした。
あとはこの失踪事件が道具屋個人によるものなのか、それとも共謀者もいるかという事だ。
そんな事を考えながら道具屋を出ると、物陰から声をかけられた。
???「もし、そこのお人。」9-7.jpg

声のした方を見ると、なんだか丸っこい人が物陰から手招きしている。
丸っこい人「あんたが探している娘の事だが、ここで話すのはマズい。
       日が沈んだら村はずれの私の家に来てくれないか。」
9-8.jpg
小声でそれだけ言うと、丸男(命名)はそそくさとその場を退散していった。


夕暮れどき、指定された家へ入ると先ほどの丸男が待っていた。
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罠かもしれないので漏れ様が無言で相手の出方を伺っていると、丸男はぽつりぽつりと話し始めた。

昔々、この村が余所者に焼き払われる以前に村人と共存していた者達がいた。
日光を避け暗い所に棲む異能者達、村人は彼等を「深淵なる者」と呼び、彼等は村を豊かにする代わりにその対価を求めた。
――――血、あるいはそれ以上の生贄という対価を。
村が焼き払われて以後、彼等との交流は途絶えていたがある日村人の一人がルーン文字で書かれた古文書を発見した。
解読してみると、そこに書かれていたのは「彼等」によって書かれた「彼等」と再び契約を交わす方法。
村の復興に躍起になっていた村人達は狂喜し、早速契約を交わすため儀式の準備をしだした。
そして今まさにトカゲ娘がその生贄として捧げられようとしているのだという。
丸男は最初「契約」には賛成したものの、余所者とはいえ人を生贄として捧げる事に疑問を抱いていた。
漏れ様「そこに漏れ様が現れた、と。」
丸男「儀式は村の地下に掘られた洞窟―――大半は自然のものだが―――
   で行われようとしている。
   頼む、この儀式が行われる前に彼女を救い出してくれ!」
漏れ様「(成る程な…日光を避けて血を欲する…早い話がヴァンパイアってわけか。
      そりゃ焼き討ちにもされるわな。)」
しかも村人の中には「深淵なる者」へと変化している者もおり「同胞」と呼ばれているらしい。
丸男「この鍵を持って行くといい。どこの家にも似たような落し戸があって、
   そこから地下洞窟へ降りれる。
   おそらく宿屋の落し戸が彼女の牢に最も近い所に降りられるだろう。」
疲れたように溜息をつきながら、丸男は漏れ様に鍵を手渡した。
漏れ様「わかった。ありがとよ、どっこいおむすび君
おむすび君「誰がやねん。」


おむすび君の家を一歩出た途端、漏れ様は異変に気付いた。
9-10.jpg
漏れ様「(村全体から人の気配が消えている…)」
時刻は夜だが、実際人々は眠りについている時でも歯軋りやいびき等様々な物音を立てる。
ところがこの村の建物からは細かな雑音どころか気配そのものさえ感じられない。
村人が一斉に地下へ移動したとして、おむすび君の話を総合すれば村人のほぼ全てが敵という事になる。
漏れ様「(村人全員とケンカか…)」
極力見つからないようにトカゲ娘だけを救出できれば文句無しだが、
どこに幽閉されてるかも分からない捕虜を、大勢の監視の中何事も無く潜り抜けられる可能性は低い。
気は進まないが、おむすび君に教えられた通りまず宿屋へ行く。
戸を叩いても返事は無く、気配が無いのを確認して中へ侵入する。
案の定、カウンターにいた宿屋主人の姿は消えていた。
漏れ様「(落し戸…落し戸…)」
カウンターの中や部屋を見回してもそれらしきものは見当たらない。
漏れ様「(大抵こういうのって部屋の隅にあるんだよな…)」
よく見ると、一箇所不自然な敷き方をしている絨毯があるのに気付く。
それをめくってみると…
漏れ様「ビンゴだ。」
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絨毯の下に落し戸を見つけると、漏れ様はゆっくりと下へ降りていった。


漏れ様「これは…」

(後編に続く。)

お、囚われの姫を助ける王子様(タイツ仕様)だ(’ワ’)
このクエ、クエストを受ける前に村に迷い込んでしまって、トカゲに「助けて」言われたのですが、なにぶんトカゲなので逃がしちゃって村人に怒られないか・・・かなり悩んだ記憶があります;
[ 2008/04/22 22:38 ] [ 編集 ]

>れらさん
自分が最初やったときもクエ受けてない状態で村に迷い込みました。
わけも分からずトカゲ娘を牢から出したものの、ヤツは逃げ出してる身なのに馬に乗ってのらりくらりと「歩く」んですよねw
しかも通りすがりのイノシシ来た時は馬下りて戦いだすわ、おまけに追ってきた村人が追いついてきて袋叩き→昇天・・・でポカーンでした。
[ 2008/04/25 22:24 ] [ 編集 ]

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